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フリーランスへの熱いエール『愉快な大人のシゴト論』

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こんばんは。37歳、まだまだ駆け出しフリーランスのキタガワです。

ここ最近、世の中の変化のすごさを感じることが多いです。個人の信用をお金に変えるクラウドファンディングの普及、VALUやpolcaの出現。古いシステムが淘汰され、しなやかなお金の動き・支援がテクノロジーの進化で実現しようとしています。

すでに多くの人が言うように、これからはお金を稼ぐよりも信用を稼ぐ時代になろうとしています。そして信用と同じぐらい大事なのが発信力です。

発信力と信用は背中合わせのようなもの。他の人にとって有益な情報をたくさん発信できる人は、自然と信用を得ていくからです。

Twitter界の大物3人による豪華すぎるトークイベント

さて、今日はそんな時代に発信力を鍛えるヒントを探るべく、京都学園大学で行われるトークイベントにやってきました。イベントタイトルは『愉快な大人のシゴト論』です。

登壇者はいずれもフリーのライターとして活躍しながらSNSで絶大な影響力を誇る、以下のお三方。

こちらのお三方は京都学園大学の連載企画である【京都学園大学に行ってみた】のライター陣という繋がりで、何度も一緒に仕事やイベントをしているらしく、トークの息もぴったり。今回も田中さんがボケまくり、カツセさんがツッコミまくる(またはスルーする)という流れの連続で、絶え間なく笑いが起こるイベントとなった。

初めは本当にゆる〜い雰囲気からスタート。

お三方がライターとして携わっている『京都学園大学に行ってみた』の連載の話から始まり、大学教授の研究内容についての話に広がっていく。

そしてお三方それぞれの経歴と、フリーランスになるに至るまでの経緯が語られた。

さえりさんは元々「株式会社LIG」に勤めていたが、仕事をしながら副業を始め、だんだんと仕事が増えてきたので独立をしたとのこと。

カツセマサヒコさんは最初は大手の印刷会社に就職したものの、工場の作業員が着る作業着をサイズ分けして配るという、まったくやりたかったこととは違う仕事の担当になったそう。

ご本人曰く「自分はだいぶ考え方が古風」で、「仕事はとりあえず3年やってみないと分からない」を信じて根気よく仕事を続け、何年か後には人事の部署にまでステップアップされたらしいです。

その後、島耕作の言葉をきっかけに働き方について考え始め、「人生は仕事をしている時間が大半なのに、それが楽しくないのは嫌だ」と思うようになったり、40〜50代の上司の姿を見て「こんな風にはなりたくないな」と感じたため、転職を決意。趣味で書いていたブログをきっかけにしてプレスラボという編集プロダクションで編集・ライターの仕事をするようになった。

プレスラボ在籍中にTwitterを使ったマーケティングを展開し、様々なテストを繰り返しながら地道にフォロワーを増やし続け、ついには「タイムラインの王子様」と呼ばれるまでの地位を獲得。

田中さんは、広告業界の最大手である電通に24年間勤めた後、ご自分の思ったことが言えない広告業界を去り、ライター業を目指すことを決意されたそうです。

電通時代は1ヶ月の入院を4回もされたことがあるそう。「自分でもよくクビにならなかったなと思います(笑)」と笑い飛ばしていましたが、相当な激務だったことは想像に難くありません。

現在は失業保険を貰いながら、来年以降本格的にお仕事をされるための「種まき」をされているそうです。

そして「フリーランスになって良かったか」というテーマについては、皆

「自由になった」

「働いたら働いただけ収入が増えるので健全。会社員だといくらやっても収入は固定だから」

という風に、とても肯定的に捉えられているご様子でした。

「そりゃそれだけ影響力があるから仕事もたくさん来るよね」

と小市民な僕は一瞬思ってしまいましたが、みなさん

「僕の仕事がなくなるとしたら、Twitterがなくなるか炎上した時ぐらいだと思う。でももしなくなったらネット以外の仕事をしてもいいし、Twitterがなくなっても他のメディアを頑張ればいい」(カツセさん)

「仕事がなくなったら……という不安はないわけではないけど、もしそうなったら自分からどんどん仕事くださいと営業すれば良いし、なんならバイトでもなんでもすれば良い」(さえりさん)

「まあ現に今無職でもこうやって生きているし、死ぬことはない」(田中泰延さん)

という風に、かなりしなやかな考え方をされていました。

ちなみにさえりさんは今年に入ってから3冊の本を上梓されたそう。かなり精力的に頑張られています。

ちなみに一緒にお仕事をされることも多いカツセさんとさえりさんは仕事に対して重要視するポイントも違うそうで、色々と意見を戦わせることもあるとのこと。

参加者からの質問への答えで垣間見る、インフルエンサーの考え方

妄想ツイートで有名なカツセさんは、ツイートする時間帯によって「この時間帯ならサラリーマンは帰宅の電車内だな…。そしたらその人たちが一番喜ぶ妄想のシチュエーションは何だろう…。」という風に考えていくそう。

こちらは「カツセさんは自分の思っていた仕事と違う職務を任された時、どういう風に考えましたか?」という質問に対しての答えです。

「人生70年生きると考えた場合、20代は蝉の地上での命(7日間)で考えるとまだ2日目。そう考えると少しぐらい回り道をしたり我慢したりしても良いかなと考えることができる。」とのこと。いやはや、このぐらい自分の人生を大局観を持って俯瞰できる方はそうそういらっしゃらないでしょう。

カツセさんが「どんな仕事でも3年耐える」という考え方なのに対し、さえりさんは「そういう風には考えられないタイプ。とにかく今が楽しくないとダメ。今の環境を少しづつ楽しいものにし、それを積み重ねることで未来を作っていく」という考え方だそうです。

転職をしたら、転職したことが正解だったと言えるように行動していくことが大事」とカツセさん。もちろんそのために周到な準備をしたりすることも重要。

こちらは田中泰延さんの言葉。どんな人でも自分らしい文章や表現方法はあり、それを売りにすれば仕事に困ることはない。

という質問には

「Twitterは第三者に届きやすい」、「Facebookは友達の友達まで」などといったメディアの特性、「Facebookでリーチするのは30代男性が多い」、「10代や20代前半はTwitterユーザーが多い」という各メディアのユーザーの特徴を把握し、どのようなユーザーにどういったメッセージを送りたいのかをしっかり考えてポストすることが重要だという回答でした。

そして今日のテーマである「愉快な大人」になるためにはという話題へ。

やはり皆さん、会社にいた時よりもフリーランスになられた後の方が楽しいとのこと。

そして「これだけは」という、やりたくないことをしっかりと把握して、それ以外のことを頑張っていけば愉快な大人になれるよと田中さん。

こちらはさえりさんのお言葉。さえりさんはトーク中盤でも語られていたように「自分が良いと思えないと他人を喜ばせられない」「他人をハッピーにさせたいならまず自分がハッピーに」というように、自分軸をすごく大切にされている方という印象でした。

こちらはカツセさんの言葉です。会社員の頃の自分から見て、今の自分は楽しそうにしているなと感じられるそう。

これからのフリーランスの生き方について考えさせられた

お三方のトークを聞いて、僕も今後の生き方について深く考えさせられました。みなさん本当に考え方がしなやかで、良い意味で楽観的な印象でした。

もちろんこういう考え方に至る背景には、それぞれ膨大な思考の軌跡があったと思われます。お三方が地道にSNSでのフォロワーを増やされたように、こういった地道な思考の積み重ねがしなやかな考え方を作るのだなと思います

今回のトークイベント、本当にキラキラしながら活動をされているお三方から全てのフリーランス/フリーランスを目指す人にエールを送られるような素敵なイベントでした。

僕も日々の試行錯誤や悩みを糧にして発信力や柔軟な思考力を身につけ、「愉快な大人」の背中を見せられるフリーランスになりたいと思います。

ではでは!

(追記)

発信力アップに役立つ書籍の記事も書きました。

関連記事:全ブロガー必読!「ブログ運営×集客×マネタイズ」を読んだ感想

関連記事:知らなきゃ大損!ブロガーとして月50万円稼ぐために必要な4つのこと2

また、僕がフリーランスのWEBデザイナーとして独立するための経緯や、必要なもの・スキルなどをまとめた記事も書きました。

良ければ参考にしてみてください。

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