
3/8(金)に公開されたばかりの『スパイダーマン:スパイダーバース』を観に行ってきました。
結論から言うと、最高すぎました。少しでも興味がある人は、絶対に絶対に映画館に観に行った方がいい映画だと断言できます。
それでは簡単に見所などを語っていきます。
映像の格好良さが異常

『スパイダーマン:スパイダーバース』の魅力を一言で表すと、ずばり映像の素晴らしさになるでしょう。
先行試写会の時からTwitterなどでその映像の凄さは噂になっていたので、期待もそれなりにしていました。
しかし今作はその期待を軽々と超えてきました。主観的な表現で恐縮ですが、個人的には期待の倍以上の映像だったと思いました。
具体的に凄かった点を挙げていきます。
アニメであることを忘れるほどのリアリティ
現実と見紛うというわけでは決してないのですが、映画を観ていると「アニメを観ている」感覚がほとんどなくなっていきます。
3Dグラスを通して立体映像を観ていることも理由だと思いますが、その場で景色を見ているようなリアリティがあります。
人間の想像力の最高峰
クライマックスのバトルシーンなどで「別次元と繋がるシーン」がありますが、よくぞまぁこれを映像化したなぁと唸るほど、凝った映像表現となっています。
極彩色で非現実的、粒子や煙などが秩序なく動き回る世界。ただ単に異次元を描くだけではなく、最高にセンスよくおしゃれなカラーリングで、まさに眼福といった世界観です。
最先端かつ世界最高峰レベルのクリエイター達が、技術と想像力の粋を集めて作り上げた映像。そんな表現が相応しいシーンです。「2018年時点でこんな凄いものが作れるんだ…」と驚愕しました。
そして1つ1つのカットが異様に凝っていて、映像作りへの深いこだわり・情熱を凄く感じました。技術が凄いだけではおそらく到達し得ない境地だと思います。
神業的カメラワーク
スパイダーマンといえば手首から自在に放つ蜘蛛の糸を使い、ニューヨークのビルの隙間を縦横無尽に飛び回る映像の爽快感が何といっても魅力です。
『スパイダーマン:スパイダーバース』でもその神業的カメラワークは健在。むしろ3Dグラスを通した立体映像だけに、過去作よりもダイナミックさと爽快さは増しているような気もしました。
この爽快感は映画館ならでは。Blu-ray化された時にテレビで観てもそれなりに楽しいとは思いますが、映像体験の魅力という意味では映画館の1割も味わえないでしょう。
巧みなストーリー展開
『スパイダーマン:スパイダーバース』の魅力は何といっても映像の素晴らしさですが、ストーリー展開もなかなか秀逸です。
どれだけ優れた映像でも、ストーリーに無理があったり展開の仕方が下手だと2時間弱も耐えられません。
今作のストーリーはテンポも良く、あっと言う間の1時間56分でした。
様々なメッセージ性
思春期の主人公が突然巻き込まれた運命に翻弄されながらも少しずつ成長していく様は子供たちの勇気となるでしょうし、プライベートがボロボロになってになってしまった元祖スパイダーマンが再び人の役に立とうと奮闘する姿は大人の心も打ちます。
そしてエンドロールに流れてくるスタン・リーの言葉。シンプルなんだけどものすごく心に残ります。内容はぜひ映画を観て確かめてください。
とにかく絶対に映画館で観て欲しい
映画を観終わった直後は、とにかく映像の凄さばかりが印象に残りましたが、それを支えるストーリー、キャラクター、編集、音楽など、すべてが最高のレベルで合わさった傑作であることは間違いありません。
観終わった瞬間に「もう一回映画館で観たい!!」と思う映画なんて何本もありませんよね?今回のがそれです。
映像がとにかく凄くてオシャレなので、デザイナーやイラストレーターさんなんかにもぜひ観ていただきたいですね。
そして繰り返しますが、絶対に映画館で3Dで観てください!できればIMAXの3Dがベストです。
映画館で3Dで観ないと映画の魅力が1割以下になってしまうかもというぐらい、3Dの魅力が圧倒的な映画です。
もしこの記事を見て観に行ったら、出来ればコメントに感想を聞かせてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします!