12月21日(金)に公開されたばかりのディズニーアニメーション映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』を観に行ってきました。
結論から言うと、かなりの観応えでめちゃくちゃ楽しめました。家族や友達、恋人同士、どんな人と観ても(もちろん一人でも)楽しめる傑作だと思ったので、年末年始の予定がまだ未定かつ暇がある人には是非オススメしたいです。
興味のある方は、まず予告編をどうぞ。
前作『シュガー・ラッシュ』はディズニーの隠れた名作
ちなみにあなたは前作の『シュガー・ラッシュ』を観たことはありますか?
正直、僕は観るまで「あまりヒットした印象のない映画だなぁ」と思っていたのですが、興行収入を調べてみてもやっぱりそこまで良くありませんでした。

ただ、興行収入がイマイチだからといって駄作かといえば全くそうではありません。
個人的には『アナ雪』よりもずっと楽しくて感動的な傑作だと思いましたし、実際Amazonプライムのユーザーの評価も星4.6とかなりの高さ。『アナ雪』が星4.2、『ベイマックス』と『ズートピア』が星4.5なことを考えれば、『シュガー・ラッシュ』の評価の高さはかなり高いことが解ると思います。
ちなみに前作をまだ観ていない方は、U-NEXTの無料トライアルの利用がオススメです。
という方は、僕がYouTubeでおさらい動画を投稿していますので、そちらをご覧になるのもいいかも知れません(こちらもネタバレはしないように心がけましたのでふんわりした解説ですが)。
ネットの世界をCGで表現しきった凄さ
さて、では今作はどんな進化を遂げているのでしょうか?
公開4日目に早速観てきた僕が、ネタバレにならない程度にその魅力を語ってみます。
まず何と言っても今作で圧巻なのは、具象化された『巨大都市』として描かれたネットの中の世界です。
僕らが日常的に使っているインターネットが、本当に、誇張なく的確にビジュアライズされているのです。
圧倒的なスケール感で描かれているネット世界に初めて主人公が足を踏み入れるシーンは本当にワクワク感がとんでもないですし、例えば
とか
など、いちいち感動してしまうようなネタがこれでもかと詰まっているのです。
もう詰め込められ過ぎていて、まぁまぁ拾えたなとは思うものの、まだあと4〜5回観ないと全部拾えないんじゃないかと思うほど、随所にそういうネタが散りばめられています。
サイトだけではなく、広告や「いいね」などといったものも実体のあるものとして描かれていて、これが本当に面白い。
あと、前作でも凄かったカーアクションが、今作では更にパワーアップしていました。特にネットの世界の女ドライバー、「シャンク」のドライビングは本当に痺れっぱなしでした。
スケール感がめちゃくちゃ凄いし本当に綺麗で迫力満点のCG映像ですので、可能ならば是非映画館で観てもらいたいなと思いました。
大人も考えさせられる深いメッセージ性
それからメッセージ性についてもネタバレにならない程度に。
前作は「子供にも分かりやすいメッセージ、大人にも分かりやすいメッセージが共存している」という印象だったのですが、今作は前作よりも少し大人向けに寄せた印象を受けました(どちらもあくまで個人の印象です)。
特に最後の「主人公ラルフが自分のコピーと向き合うシーン」(←ネタバレではないのでご安心を)は、僕自身の過去の行いを想起させられて胸が痛くなりそうでした。
もちろん子供にもはっきりと伝わるものがある映画なのは間違い無いのですが、子供向けと言うにはとても深すぎるメッセージ性があるのも今作の魅力ではないかと思います。
前作を無料で観て、面白ければ迷わず映画館へ
何はともあれ前作をまだ観ていない方は、まずはU-NEXTでの無料視聴をオススメします!
『アナ雪』や『ベイマックス』、『ズートピア』などよりもAmazonでの星が高評価な前作を観て「これは面白い!」と思えたなら、今作もおそらく間違いなく楽しめると思います。