こんにちは。欲しいものはあなただけ(大嘘)、キタガワです。
突然ですが、皆さんはAmazonのほしいものリストを公開することについて、どのような印象がありますか?
Amazonほしいものリストは、Amazonで「今は買い物かごには入れないけど、いずれ欲しい」商品を記録しておくお気に入りリストのようなものです。
このほしいものリストは、自分が見ることができるのはもちろん、特定の人や全世界に公開することもできるようになっています。ブログやTwitterなどで公開している人もいて、たまにファンなどが当人に直接欲しいものを送ったりしてくれることもあったりします。
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Amazonほしいものリストの公開は印象が悪いのか?
ところで、Googleで「ほしいものリスト」と入力すると「乞食」というワードがサジェストで出たりします。それを見て
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実は僕もそういう疑問がなかったわけではありませんでした。
しかしちゃんと調べてみると、ほしいものリストの公開に否定的な意見というのはそれほど多くありませんでした。ごくごく一部の有名YouTuberなどがファンから労せず欲しいものをたくさん貰っており、それを見たファン以外の人が叩いたりする程度です。
熊本市立龍田中学校の事案
ほしいものリストの公開は、2016年頭ごろからだんだんとメジャーになってきました。一部の人が公開をしたのをきっかけに、ブログやTwitterなどで各々のほしいものリストを公開する人がどんどん出てきました。
そんな中、熊本地震で被災地となった龍田中学校のほしいものリストが物議を醸しました。地震の後に公開された龍田中学校のほしいものリストの中に、食料品や日用品以外の、テレビやビデオカメラなどの贅沢品がたくさん含まれていたのです。
結局テレビやビデオカメラといった贅沢品も誰かが支援して龍田中学校に送られたようなんですが、被災した状況を使って贅沢品までほしいものリストに掲載したことは、ネットを中心に賛否両論を巻き起こしました。
こういった特殊な事案のイメージで、あまりほしいものリストを公開することを良く思っていない人はいるかもしれません。
クラウドファンディングやpolcaで盛り上がる寄付・応援文化
さて、日本では顔も知らない人に寄付をするという行為は今まであまりメジャーではありませんでした。
今まで寄付といえば企業や団体などに向けたものばかりで個人への寄付がほとんどなかったのは、個人に寄付をするようなプラットフォームが存在していなかったことが理由でしょう。
けれど近年、個人への寄付や支援がより身近なものになってきました。CAMPFIREやpolcaなどといった「クラウドファンディング」や「フレンドファンディング」がネットで広く知られるようになったからです。
CAMPFIREなどのクラウドファンディングは個人や団体への「信用」をお金に変え、個人ではできないことを実現するためのプラットフォームです。フレンドファンディングを謳うpolcaはクラウドファンディングよりは少額のプロジェクトしか立ち上げられませんが、友達や知り合い同士で気軽にお金を融通しあえるので、コミュニケーションのツールとしても注目されています。
お金やモノを通じた、コミュニケーションの新しい形
正直僕も今までは
と思っていました。
なぜ「気が引ける」と思っていたのか、あまり深く考えたことはありませんでしたが、おそらく何の対価も払わずにほしいものを要求することに、何となく違和感を覚えていたんだろうと思います。
ですが色々と調べていくうちに、「自分がほしいものを公開することに抵抗を持つこと自体、時代遅れだな」と考えるようになりました。
これからはもっと、個人間の寄付や支援がカジュアルに行われるようになっていくと思います。単に欲望をさらけ出すだけではなく、お金やモノを通じたコミュニケーションで人の温かみを感じることができるからです。
僕たちは今まさにコミュニケーションの形が変わりつつある中にいます。そんな中でほしいものリストを公開していないということは、コミュニケーションの手段がひとつ失われているに等しいとも言えます。言い方を変えれば、時代に取り残されているとも言えるでしょう。
それに「なんの対価もなく」という部分に関しても、今は「あまり問題はないのかな」という気がしています。
なぜなら人間の心理には「返報性の法則」というものが働くからです。これは「受けた恩は返す」、「好意には行為で返す」というような行動に見られるような、「もらいっぱなしの状態に居心地の悪さを感じる心理状態」のことを言います。
誰だって支援をされたら支援で返したくなるものです。直接支援してくれた人に返さなくとも、別の人に支援をすることで「お返し」をすることもあります。受けた支援はどんな形であれ、回り回る性質があるのです。
Amazonほしいものリスト作成は、自分の今の欲望の棚卸し
さらにAmazonのほしいものリストの作成は、今の自分に必要なもの、目標、欲望を「棚卸し」する良い機会になります。
「今の自分の欲しいものは何なのか」を洗い出すことで、未来に向けて何をすべきかをイメージすることができます。
「今の自分に必要なものは何なのか」を考えてみることで、本当に必要なもの「以外」のものが浮き彫りになってきます。
本当に必要なものは意外に少ない
今回Amazonほしいものリストを公開するにあたり、久しぶりにリストを見直し、今欲しいと思っているものを考え直してみました。すると、意外なほど自分に物欲がないことがわかりました。
今すべての商品の値段を合計してみたところ、なんと51万円ちょっとでした。
膨大な点数の商品を取り扱うAmazonの中で好きなだけ欲しいものを選んで51万円ってすごくないですか?
我ながら「聖人ですか?」と思いましたよ。まぁもっと長時間かけて本気で悩んだら色々と欲しいものは出てくるのかもしれませんが。
それでもこうやって実際に欲しいものをリストアップしてみると、「意外と欲しいものなんて少ないんだな」ということがわかりました。
キタガワのほしいものリストを公開します
色々と前置きを書いてしまいましたが、最後にいよいよ僕のほしいものリストを公開します。
まあ此の期に及んで「買ってくれなくてもいいです」とは言いません。公開したからには図々しく「買ってください」と言った方がいさぎ良いですしね。
今月誕生月なんでよろしくお願いします(ゲス顔ニッコリ)