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Kindle(第7世代)を3年使ってみた感想 良い点からイマイチな点まですべて解説します

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みなさん、読書は紙の本で読む派?それとも電子書籍で読む派?

僕は4〜5年前までは電子書籍の存在を知ってはいましたが、単なる読書用のデバイスに数千円も出す意味があまり見出せず、ずーっと紙の本を読んでいました。

そんな僕が電子書籍リーダーのKindleを買おうと思ったのが3年前の留学中です。留学先のカナダでどうしても英語の多読がしたくなり、近所の家電量販店でAmazon Kindle(第7世代)を買ってきたのが電子書籍を読み始めたきっかけでした。留学中はむやみに荷物を増やせませんが、Kindleだといくら書籍を買っても当然かさばらないので重宝しました。

その後3年と2ヶ月ほどKindleを使い続けた僕ですが、ついに今日Kindleの新モデル(第10世代)を購入しました。明日からは最新式のKindleに機種変更ということになります。

ということで、これまでに使ってきた古いKindleの良いところや改善して欲しいところなどを振り返ってみることにしました。

Kindle Paperwhite(第7世代)Kindle Paperwhite(第7世代)

Kindle Paperwhite(第7世代)の良いなと思った点

軽い、スペースを取らない

まぁもう買う前から分かりきっていたことですが、とにかくKindleというか電子書籍の最大のメリットなので、書かないわけにはいきません。

Kindle Paperwhite(第7世代・Wi-fiモデル)の重さは205g。これってほぼほぼ文庫本1冊ぐらいの重さなんですよね。例え分厚くて重い専門書であろうが何だろうが、電子書籍になると205gは205gのままです。

テキスト主体の本だと32GBモデルの場合およそ4000〜5000冊超、漫画だと文字だけの本に比べてちょっと容量が重いですが、32GBモデルで約650冊ほど入っちゃいます。200巻ある『こち亀』であろうが100巻近くある『ワンピース』や『コナン』であろうが、この手のひらサイズで文庫本ほどの重さの端末の中に入れて持ち運べてしまいます(8GBモデルの場合は約130冊なので、『こち亀』全巻は入りません)。

あとはこれも当たり前のことすぎて恐縮なんですが、何冊本を入れても場所を全然とらないっていうのが本当に神だと思います。

僕は留学中、ホームステイでカナダ人ファミリーの一軒家に住まわせてもらっていて、個室もありましたが、あまり収納が多くない部屋だったんですね。多読のために本を結構な冊数買ってたいんですが、そのほとんどをKindle1台に収めることが出来たのは助かりました。

目が全然疲れない

さっきのは当たり前すぎて書くまでもないレベルだったんですが、ここからは意外と知らない人もいるかな?というお話。

僕も買うまでは知らなかったんですが、Kindleってずーっと読んでても全然目が疲れないんですよ。

というのも、Kindleはスマホのように液晶の裏側から光を放射する「バックライト方式」ではなく、ユーザーの目に直接光が当たらない「フロントライト方式」を採用しているからです。

加えて、ある程度明るい場所ならライトの明るさを「最弱」にしても、問題なく読めちゃいます。もうほとんど紙の本を読んでる時と同じような感覚です。

これがKindleを購入して一番感動したことかもしれません。

紙の本よりも少し安い

これは知ってる人もチラホラいるかもしれませんが、まったく同じ本でもKindle本と紙の本だと値段が違うことが多いんですよ(全てがそうではないです)。

電子書籍はデータなので印刷コストや流通コストがかかっていない、という理由で少し安く売られています

Kindle版の値引率は本によってまちまちですが、多いのは10%程度。ただ、物によると40〜50%引きなんていう本も珍しくないレベルで存在します。

この割引を考えると、たくさん本を読む人は余裕でKindle端末代の元が取れるんですよね。

本が届くのが一瞬

これも地味に大きいメリットかもしれません。読みたい本があれば、夜中であろうが書店のない場所であろうがすぐ購入して読み始めることができます(ただしもちろんデータを受信するための電波は必要)。

本を読みたいモチベーションって急にくるんですけど、しばらく書店に行く時間がなかったりすると徐々にしぼんでしまうんですよね。

自宅にいながらパッと買えて即読み始めることのできるKindleなら、読みたいモチベーションから購入までがノンストップです。これはかなり大きい。

Kindle Paperwhite(第7世代)のイマイチな点

少しページ移動に時間がかかる

これは1ページ移動するのに数秒かかるとかそういうことではありません。実際僕の使っている第7世代のKindleでも、1ページ進む(または戻る)のにかかる時間は体感で0.3秒ぐらいなんです。

なので通常1ページずつ読み進めていく分には何のストレスもありません。

ただし本を読んでいると時々、パラパラと数ページ〜数十ページ戻って確認したい時とかありますよね?そういう時にちょっとKindleは面倒だなと思ってしまいます。

要は物理的にパラパラできないので、「1ページ戻る」→「読み込む」という動作(0.3秒ぐらい?)を繰り返すことになるわけです。他にもシークバーで大きくページ移動をする方法もあるといえばありますが、これも狙ったページを探すのがなかなか難しいのです。

大量のページ送りという点において、パラパラパラと紙を送る物理的な軽やかさには到底叶わないのが電子書籍、というのが僕の感想です。少なくとも第7世代はそうでした。明日届く第10世代ではそのあたりが改善されていることを望みますが、ちょっと厳しいだろうなぁとは思います。

まぁこれはKindle最大のメリットである省スペースということと裏表なんですけどね。

防水ではない

これは買う前から分かっていたことで、十分理解して買ったのでそこまでイマイチとも思わなかったのですが、最新の第10世代が防水仕様になったことを考えると、イマイチとも言えるかな…程度です。

ただ、第7世代は防水ではないことにも関わらず、僕はお風呂で湯船に浸かりながら読んでたりしましたけどね。浴槽に沈めたりしない限りは壊れたりはしませんでした(少なくとも3年間は)。

まぁ本当はやっちゃいけないことだとは思うので、もし防水でないKindleをお風呂で使う時は自己責任でお願いします。

モノクロである

モノクロであるが故に「省電力」、「目に優しい」仕組みを実現しているKindle Paperwhiteですが、やはり漫画のカラー原稿や雑誌もモノクロ表示されてしまうので、物足りなさを感じてしまいます。

ただ、Kindleで購入した漫画や雑誌をPCやiPadやスマホで読むことも出来るので、「カラーはiPadで読もう」みたいなデバイス分けをすると良いかもしれません。

読んだ本が売れない

これは完全にしょうがないんですが、読んでしまった後の本をブックオフやメルカリなどで売れないというのは圧倒的にデメリットですね。

まぁこれはKindleのイマイチな点というよりは、電子書籍すべてですが。

初めての電子書籍、総合的には大満足

と、こここまであれこれ書きましたが、総合的には電子書籍というかKindleというものに大満足しています。

多少のイマイチな点を大きく上回るメリットがあるというのは間違いないですね。

かくいう僕も、現在は電子書籍と紙の書籍、両方を読み分けているというのが実情です。イラスト集やPCソフトの解説書、参考書的に使いたい専門書、雑誌、あとは何度も読み直したい本、逆にすぐ読んで売りたい本などは紙のものを買うようにしています。

逆に、多読用の英語の書籍、小説、1度しか読まないようなビジネス書、セールで紙の本よりもだいぶ割安になっている本などは、Kindleで読んでいる感じです。

こういう風に、電子書籍と紙の書籍の「美味しいとこ取り」が出来るのも、電子書籍導入のメリットだと思います。

興味がある方にはぜひオススメです。

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